まえおき
昔ブログをしていた。
けれど、あまり長続きしなくて、最後は更新することに追われるような感じになっていたと思う。
少しノッてくると体系化、シリーズ化したくなる性分だから、仕方ないのかもしれないけど、同時に、なにか課されると気分が幻滅する。わがままも貫くと自社競合するのだ。
ので、高校の受験の前後にブログをやめてしまった。それからはブログのかわりにtwitterにのめり込む日々で、結局ブログの廃業は受験にたいして影響はなかった。
じぶんは20歳を過ぎた。
最近140字で収まらないようなことが増えてきた。Twitterは、なにか思ったこと、感じた事、考えたことの記録には適さないなということに思い至った。
そんなことを感じながら、はじめるきっかけがないままだったが、2つのきっかけが訪れた。
ひとつは、インターンシップで一緒だった子のブログが面白かったこと。
対抗心に着火こそしなかったものの、じっさいに運用されているブログを前にし、なんとなくやる気が出たのは事実である。
もうひとつは、映画を見たこと。
「心が叫びたがってるんだ」という映画を見た。この感想も後々文字に起こしていきたいけれども、その作中で「ことば」が重要なテーマとして現れる。「伝えること」「伝えたいけど伝えられない(「伝わらない」ではないのが個人的には注目したいが今回は触れない)」という主題に触れ、なにかを伝えようとするブログという試みに一気に火がついた。
というわけで、わたしはここで文字を植えているのである。
わたしのあたまの中を、形にする取り組みに、どうぞお付き合いください。