わたしのことーまちを歩くときに考えること
いま、なんだか妙に緊張しております。
今回
という、「アメリカのアドベントカレンダーに倣って12月1日から25日の間、毎日何らかのブログ記事を持ち寄ろうぜ!?」な企画に縁あって参加することになりました。
わたしが参加したアドベントは「アイドルマスターのmastodonインスタンス所属な奴限定だけど、アイマスじゃない話題しようぜぃ」という、なんだか倒錯したような、アイドルマスターというコンテンツを支えるプロデューサーたちの懐の広さを感じるような、そんなアドベントです。
わたしもそんなプロデューサーの一員なわけですが、わたしがアイドルマスターのmastodonインスタンス「アイマストドン」に参加したのは、2018年の10月末です。つまり、まぁ「新参」なんですよね。知っていましたか、皆さん。普段から大きい顔してますね。ちょっと反省です。
まぁそれはさておき、なので今回は、皆さんに自己紹介みたいな感じで、それに加えて、わたしの大事な本業その2である「まちを眼差す」ことについて、ちょっぴり、お付き合いいただけたらと思います。
ちなみに、まえの日(12月4日)は、紗那しゃなさんの
でした。紗那しゃなさんの「背景特定」好きは知っていましたが、その根底にはingressがあったと。とても納得できるお話でした。わたしもカフェ巡りはもりもり好きなので、機会があればご案内します。
そもそも「渦森」ってどんなやつなんだよ
ここのブログの書き主の名前を見てもらうと分かるのですが、実はわたしはこのネットの広い海で、2つの名前を使って活動しています。「渦森」と「かぜみな」。この2つです。
まずは、おそらく皆さんがご存じであろう「渦森」。これは完全にプロデューサーとしての名義です。そうあれは……2017年の8月…くらいでしたか。忘れもしない新宿西口エステックビルの喫茶ルノアールだったと思います(忘れてるじゃん)。ASからのファンだった友人から、「いいから登録しとけ」と半ば強制的に入れさせられたのがはじまりでした。この辺の経緯は、もう一つのアドベントでまた今度、詳しくお話しすることにしましょう…………で、気づけばこれです。桜守歌織さんに出会い、大真面目に人生の窮地を救われ、いまがあります。
じゃあ「かぜみな」とは誰なのか
そして、もう一つが「かぜみな」です。
これは、わたしのもともとの「本業」であった、まち歩き、商業施設巡り、旅行、地理絡みのアカウントです。
細かい興味対象はいろいろありますが、とにかくざっくりいうと「旅好き」ということになります。もともと鉄道から旅行や地域のことに興味を持ち、地図や時刻表を眺めることが多かったので、わたしは旅行経験より知識の方が先行しているタイプでした。そうした中で旅行をすると、まるで自分の白地図にその景色を描きこんでいくように、「知らない景色を知っている景色に変えてゆく」「知識で知っていた場所が、自分の中で経験に置き換わっていく」瞬間があります。これがとても気持ちがいいのです。そしてその経験を積み重ねていくと感じるのが「経験した景色で日本中を塗りつぶしてゆく快感」……ちょっと征服欲に近いのかもしれないです。でもきっと、わたしの旅行好きの源泉はここなのだろうと思います。
社会人になった今は昔ほどそうした趣味のために出かけることが難しくなっていますが、年に2回の長期休暇では地方に旅立ち、週2回の休みでは気力があればぷらぷらまちを歩きに出たりします。
まちに繰り出すとみているもの
そんな感じで散歩をしたり、カフェに入ったり、電車に乗ったりして渇いた暮らしに一滴の癒しを感じているのですが、この趣味の中で一つ、一貫しているテーマが個人的にあります。
「地元の人の暮らしを極力知りたい」
実は、わたしが「商業施設巡り」を趣味にした理由もこれです。消費の場と公共の乗り物は、地元の人が集まりやすい場所の一つです。そうした人々を眺めていることによって、「ある程度」地元の人の暮らしを知ることができます。なので、わたしが出掛ける先は、観光地というよりは商店街や盛り場(風俗街)、スーパーマーケットだったり、あるいは山の上のなんでもない住宅地を見ることも多くあります。ただ大都市の郊外や遠方では、公共交通と徒歩ではたどり着けない場所……そう、「バイパス沿いのロードサイド」が地域の消費の場になっていることも多々あるので、最近はクルマを使って国道沿いのロードサイドエリアを流したり、イオンモールなどの大型郊外モールを眺めたりすることも多いです。
ただ、「わたしはどうあがいても来訪者でしかない」ということは、心に留めておかないといけないと思っていて、地元の人の暮らしを「体験」したとしても、長くても数日経てば、わたしは東京に戻ります。そしていつもの場所で普段の暮らしに戻るのです。そういったことを考えると、まちには連綿と続く空間と時間があり、それは数日いただけでは理解できるはずもなく、住んでもいないのに「わかった」気になるのはナンセンスだなあと思ってしまったりもするわけです。
地元の人の声を聴きたい
でも、わたしはあきらめきれないのです。ありとあらゆる地域の「リアル」を知りたいと思ってしまうんです。
実は、この実現に近づく方法がもう一つあります。それが「住んでいる人の話を聞く」ということです。
本当は、旅先で気軽に地元のおばあちゃんとかに声をかければ解決なのかもしれません。でもわたしはコミュ障で……1年会わなかった大学の同期と会うだけでもドキドキしちゃうくらいコミュ障なので、見ず知らずの他人に話しかけるなんて、無理すぎるのです。なので、いまは「様々な地域出身の友達を作って、仲良くなったうえであれやこれやを聞き出したい…!」というやり方で、少しずついろんな地域のことを知ることができるようになってきています。
将来はみんなの「地元」を発信できる取り組みにしたい「matinote」
実は、わたしとその仲間の有志で、おままごとみたい(でも真面目!)ですが
「matinote(マチノート)」というメディアサイトを細々と運営しています。
ちょっと紹介を挟ませていただくと、このサイトは、メンバーや、外からお呼びしたライターさんに、まちの様々なこと・ものを、各々の得意な視点から掘り下げてもらう記事を載せ続けています。
構成メンバー上、「交通のこと」「商業施設のこと」「ニュータウンのこと」などがちょっと多めですが、探してみると「バブル期に乱造された中途半端な住宅地の顛末」とか「ヘンなコンビニ特集」とか、変化球ゴリゴリの面白い記事もあるので、こういったジャンルに興味がある人は、会社に行く途中とかで、スマホでナナメヨミしてみると………わたしが喜びます(ヤッター!!)(宣伝ココマデ)。
でも、わたしが考えている「matinote」の姿は、ここがゴールではありません。むしろ、ここは入口…というか、それこそ「こういうことをしている奴がいる」というアドバルーンみたいなものだと思っています。
わたしが、この取り組みで最終的にやりたいことは、「地元のことに関心があったり、発信したいと思っている人に、その場を提供して、受け取った人も、地元の人の視点からその場所のことを学ぶことができる」仕組み作りです。
これは、先述した「地元の人の視点を知りたいけど、なかなか知ることができない」という個人的な苦い経験が、そのベースにはあります。そうした一方で、自分の地域のことを発信したいけど、その場や機会がないという人もそれなりに多くいます。そもそも、体系的に発信をしなくても、自分の日々の暮らしを話すだけでも、その地域ではない人にとっては新鮮な発見があったりするものです。
形もメディアに限らず、トークイベント(広島人ナイト!とか)であったり、様々なやり方があると思いますし、その辺は、まだ「夢物語」だけど、でも「夢」でもあるところです。
アイマストドンに参加して見えた「可能性」
まったくそうした取り組みとは関係のない「趣味」として加入したアイマストドンでしたが、加入して1カ月ちょっと、少し意外な方向で期待を持ち始めています。
それが、「プロデューサーの地理的拡がり」です。単一のコンテンツ(ASデレミリシャニsideM等あるとはいえ)で、ここまで人口が多いコンテンツはあまりないように思います。その上ある程度のまとまりがあり、さらにアイマストドンという「フィルター」がかかり、共通の言語やバックボーンを得ることによって、コミュ障のわたしでもちゃんと会話を紡いで人間関係を作った上で、様々な地域のことが聞けるかもしれない!と、最近思うのです。
ただ、あくまでもお付き合いは「プロデューサー」として、という大前提は理解をしています。なので、わたしもまだまだアイマスでしらないことをたくさん学びたいなあ…と思っています。
まだまだ新参者で、アイマストドンに入ってから実際にお会いした人はまだいない…という状況ではありますが、今後現場に出向く可能性も大いにあります(デレ6thに最高に悪い影響を与えられました)。ぜひ、リアルで対戦するときはお手柔らかにお付き合いいただけると助かります。
そして、仲良くなったら、ぜひみなさんの地元のことも、教えてくださいね。
(12/6追記分)
次に、バトンを渡すのは…! やきたまさん!
旅行の楽しみ方っていろいろありますね。そしてMinecraft……ずっと気になってます。