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ことばのおしいれ

桜守歌織と、私の。2018年

この記事は、

adventar.org

の12月15日更新分です。

ちなみに、まえの日(12月14日)は、muscle_keisukeさんの

 

muscle-keisuke.hatenablog.com

でした。あれ…ペイントでできてるじゃん!って思いましたが、そうじゃないですね。この、己が信じた道で見えている正解にたどりつきたい。他の人がやらないからやる…という熱意ですよ。これが大事なんですよね。

 

そもそも「渦森」ってどんなやつなんだよ

ここのブログの書き主の名前を見てもらうと分かるのですが、実はわたしはこのネットの広い海で、2つの名前を使って活動しています。「渦森」と「かぜみな」。この2つです。

前回(エクマス)は、「かぜみな」として活動している方面のことについてお話しました。

kazeminote.hatenablog.com

 

さて、アイマスPとしての「渦森」ですが………実は、歴史がかなり浅いのです。皆さん驚きでしょう。あんなにデカい顔をしておるのに……

本格的にミリオンにかかわるようになったのは、ミリシタの登場以後……いわゆるミリシタ組ということになります。担当は桜守歌織ファンはジュリア自分と似てるのは豊川風花の三本の矢、選択と集中(☜言いたかった)で日々のP稼業を続けています。

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アイマストドンもやってますよ…………

 

今回は、アイマスPとしての顔……「渦森」として、どのようにアイマスに出会い、魅せられていったのか、今年のまとめとして書き記していきたいと思います。

 

 

アイマスとの出会い

そうですね……まずはわたしとアイマスとの出会いについて、お話しすべきだと思うので、まずはそこからお話したいと思います。これは2017年中のことになるので、いわば「前日譚」的なサムスンだと思ってもらえればよいのですが、2017年の6月だったか、別件で会っていた中学・高校の先輩(よくつるむ)に勧められたのがはじまりでした。

その頃、わたしはナナシス(Tokyo-7th sisters)で支配人稼業をメインにやっていました。そうしたこともあって、言われるままアプリをダウンロードしたはいいものの、ガッツリとやり込むこともなく、イベントの回し方もよく分からずで、気が向いたらログインしていろいろ触ってみる………みたいな、今一つのめり込めない時間が長く続き、その後の副業の多忙もあって、あまり触らないようになっていきます。

 

 

挫折から始まった2018年

ここからは、ちょっと重い話になります。c/wでもあればいいんですが、そういうワケにもいかないので、読みたくねえ!という人がいたら、この章をまるっとすっ飛ばしてくださいね。

 

 

 今思えば、2018年は不吉…というか、あまりいい始まり方をしなかったように思います。そもそも年明けは前日の仕事明けの電車の中で迎え、おまけに家に帰って年明けそばもそこそこに寝て、起きたら翌日も即出勤という新人には結構な勤務シフトを組まれ、それ以前から積もり積もっていたストレス(上司の叱責・不和)もありへとへとになっていました。さらに1月4日にはスマホを地面に落とし、スマホバキバキ渦森になって、いじっていると破片が落ちてきて危ないということで即日機種変したりと、なんだか余裕のない新年だったのです。

そしてその疲労が2月に入り、「インフルエンザ」という形で噴出することになります。

 

これが「最後のトリガー」だったのでしょう。

もともと年明けあたりから職場へ行きたくないという思いと闘いながら毎日惰性的に職場に足を向けていたのが、インフルエンザ療養のためとはいえ、10日程度の休養となったのです。最初こそ「休める!」と嬉しく思っていたのは事実でしたが、体が回復しても「どうしてもこのまま休みたい」「どうして職場に行かないといけないのか」といった気持ちからスイッチができなくなっていることに、この時私は初めて気づきました。

それでも2月の中頃、体調は回復していたので、無理をして出勤し、その後も1週間くらい、だましだまし勤務を続けました。しかし「どうしてもいきたくない」に感情を支配されてまともに仕事ができず、食事も食べられなくなっていました。最終的には決定的な出来事もあり、ついに2月の終わりに、心療内科で「うつ状態」との診断をもらって即休職となったのでした。そして、わたしの中での長い暗闇の日々が始まりました。

 

 

暗闇の中で見つけた"光"

仕事を休んでからは、その後、しばらくは自宅で寝ては起きの生活を繰り返していました。休んでからすぐはあまり覚えておらず、おそらく家でずっとぼーっとしていたように思います。

少し活動ができるようになると、こんどは「暇」という問題がわたしを襲うことになります。そう………贅沢な話ですが………当初は外出も禁止されていたので、本を読んだり、twitterを眺めていましたが、それでも限界がありました。

そこでふと思い出したのが、ミリシタの存在でした。

 

実は1月に機種変してから、移行の準備こそしていましたが、実際にアプリをダウンロードしてはいませんでした。当時の「余裕のなさ」が伺えますが、どうあれそうだったのです。

しかし、この状況は「ナナシス」も同様でした。それなのに、どうしていままでそれなりにちゃんとプレイしていた「ナナシス」ではなく、「ミリシタ」再開の道を進んだのか………これにはちゃんとした理由があります。

それは「ナナシス」の音ゲーそのものに感じる「難しさ」でした。なかなか音ゲーが上手にクリアできず、さらにノーツが不規則な動きをしたり…ととにかく難しく(実際評判は悪く、その後改善されたとか)で、そういったことをふと思い出して、ナナシスに抵抗を感じてしまったのです。

 

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イベントの参加記録を見ていると空白の期間がある



 

そんな経緯でミリシタを改めてダウンロードし、アカウントの移行を済ませて、4月の中旬ごろから再びぽちぽちといじるようになったのです。

ほぼいじってなかったので、メインコミュもかなり最初の方からぽちぽち進めていくことになります。長い時間をかけてやり込むようになったので、レベルの上昇スピードも速く、メインコミュはさくさくと解放されていくことになります。そして4月下旬ごろ、わたしは、出会ってしまいました。

その後のP人生を決定づける出会い。

 

「メインコミュ第5話 ある晴れた日の歌声」

 

そう、歌織さんとの出会いでした。

 

 

ハミングバード」との出会い

わたしは衝撃を受けました。コミュの内容………を吹き飛ばす強さ、真っ直ぐさ、そして「自由」。

そう、私は曲に魅せられたのです。

 

ハミングバード

 

自らの道を信じて進むこと、描いた夢の姿で自由になれること。

それは、希望をうたう唄……………「自らの力で羽ばたくことの楽しさ」という、歌織さんの強い、強いメッセージ。

アイマスには、こんなキャラソンがあるのか……! もう、驚きでした。

なにも考えられない状態から少し脱して、どうしてこうなったのだろうとか、この後は会社に戻るべきか?転職をするべきか?といった迷いにいて、今後の予定も見えず、歩むべき道筋を見失っていたこの頃のわたしに、どこでも入り込んで、道を示し、どこまでもわたしを自由にしてくれた曲でした。

この曲があったから、もう一度やり直せると思えるようになりましたし、「心のまま生きること」を認めることが、ぼろぼろになっていた自尊心の最初の一滴となっていきました。自由で、自分が思うようで、それでいいんだよと言われているような気がしたのです。それだけでかなり楽になりました。

ハミングバードは歌織さんであり、歌織さんはハミングバードである……わたしは、この「ハミングバード」、そして曲を通じて知る「桜守歌織」という女性に魅せられてしまったのです。

わたしにとって、桜守歌織は「彼女が新しい扉をあけるとき、共にあって彼女の支えとなろう」と思える女性でした。それは、彼女の歌で、わたしが救われたから………彼女は「ハミングバード」の中で、いままで道を示してもらった周囲の人々がいたからはばたける(ここまで絶やさず、導かれていた日々、ここからこの翼で、どこでも行ける)と歌っています。しかし、そんな歌織さんが自らの力で人を照らす、道を示す。わたしと歌織さんとの関係性の中でも、同じことが再現されるのです。歌織さんが、ハミングバードが、一筋の光を示してくれたから、いまがあるのです。

だから、わたしは彼女に恩返しがしたい。

わたしも、彼女が迷ったとき、道を示す光となりたいのです。

ただ好きなキャラ、お付き合いしたいキャラとは違う、「彼女を支えて、彼女の思うようにさせてやりたい。彼女の望む景色を見せてあげたい」という、不思議な感覚。

わたしは、このときはじめて「担当」という言葉の意味を理解したのです。

 

 

歌織さんと歩む「再生」の物語

この直後、何気なく引いたガシャでSSR「音楽で紡ぎ出す世界」を引き当て、「歌織さんに認められた」気がして、わたしの担当がかくして桜守歌織に決まったのでした。

この後、結局12月まで休職を引き延ばすことになりますが、わたしも少しずつ生活を変えていきました。夏ごろには友人の仕事を手伝ったり、秋ごろには転職活動をしたりして(うまくいきませんでしたが)、彼女がうたうように「思うままに生きる」「自分の力で羽ばたく」ことが、少しずつでもできるようになっていきました。

夏コミでは、歌織Pの中では有名な「桐ト市」先生の同人誌に出会い、そこに描かれていたのは、どこまでも「ハミングバード」の歌織さんで…………先生のファンとなるとともに、わたしの感じたことが他の人にもしっかりと共有されていたというか、間違っていなかったんだという喜びがありました。

歌織さんに導かれて、アイマスの世界そのものにものめり込んでいきました。6月には初めてのアイマスライブ(ミリ5thLV)、11月には友人Pと共に初めてのアイマス同人誌「ミリオンアイドルの出身地考察本」を出し、そして、その作業過程の中で「アイマストドン」を知り、登録をしてみればやさしい(変な)人々に恵まれて…………いまの「渦森」の姿があります。

 

そう、わたしは、歌織さんにずっと導かれてここまできました。歌織さんが新しい世界を教えてくれるから、思うままに謳うから。わたしも、思うままに生きることが、ある程度できるようになりました。その結果が、「アイマス」という新しい世界の発見であり、そして12月1日付の、職場復帰でした。いまは時間が短いながらも、なんとか日々の仕事をこなしています。

迷った時も、困った時も「一歩前に踏み出す勇気を教えてくれた」から、ここまで来れました。

 

 

2018年は、かくして「挫折」と「再生」の一年でした。でもその場面場面には必ず、アイマスがいて、歌織さんがいて………ハミングバードがあって。 それで、乗り越え乗り越え、ようやく長い一年を無事終わらせることができそうです。

来年は、わたしとアイマスにとって、どんな年になるだろう。初めて歌織さんと越える年……… 来年はきっといい年になりますよね。そう、自らが自らで羽ばたける。そんな自由で伸びゆく、歌織さんの歌声のような、どこまでも広い広い、青空のような可能性の年に。きっとなると信じています。

 

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名刺にはいまでも大事なカード「音楽で紡ぎ出す世界」を使ってます。新しくて魅力的なカードもたくさん出てきていますが、わたしにとっては、歌織さんもおそらくこのカードは特別で、変えられません

歌織さん、

わたしを救ってくれてありがとう。

わたしに新しい世界を見せてくれてありがとう。

わたしに「自らの羽根で羽ばたく楽しさ」を教えてくれてありがとう

おかげで、自分に自信をもって一歩を踏み出せるようになりました。

だから、わたしに恩返しをさせてください。

これからも、新しい世界をたくさん一緒に見ましょう。そう、貴女が望むまで、望むだけ、わたしはどこまでも共にあり、一緒に新しい世界を見ていきましょう。

 

 

 

あなたに、出会えてよかった。